3回目の担当はCTOの濱岸です。
私は企業で長い間3Dの研究開発に携わってきました。三洋電機に入社し、最初はディスプレイ関連技術の研究開発に従事していましたが、1994年に当時の三洋電機会長の指示により社内に「3Dプロジェクト」が発足し、「小型3Dディスプレイの開発グループ」のリーダーとして、3Dディスプレイの開発に携わるようになりました。皆さんがご存じのように3Dディスプレイの商品化は決して順風満帆というわけではないのですが、その中でも「両眼視機能検査装置のモニター」や、「3Dパチンコのモニターで10万台売り上げ」等の成果を残すことができました。その後、携帯電話が急速に普及し、SHARPさんが「3D携帯」を商品化し、三洋電機でも「3D携帯用液晶パネル」の大きな市場が見えてきたことから、三洋電機のLCD事業部に異動しました。異動後、三洋電機のLCD事業部がEPSONへ売却、更にEPSONのLCD事業がSONYに譲渡されましたので、私も三洋→EPSON→SONY(出向)へと、様々な企業の方と開発を共にし、意見を交わすことができました。丁度、SONYに転籍する時期に韓国の三星電子からお声をかけていただきましたので、これも良い経験と思い、韓国でも3年間、研究開発を行うことができました。多くの大企業で3Dの研究開発に従事できたという事は、各社のレベルを知ることができる良い経験でした。
以上のように、約30年近く3Dディスプレイの開発に従事してきましたが、これまでの開発品は、「見にくい」とか「目が疲れる」等のネガティブな意見を聞くことが多くありました。しかしながら今回の開発品は、そのようなネガティブな意見をほとんど聞くことが無く、非常に完成度の高い技術であると確信しています。ご興味のある方は、是非コンタクトいただき、完成度の高い技術を体験していただければと思います。
約30年間苦労しましたが、これからが裸眼3Dディスプレイを普及させるチャンスと思っています。これからもよろしくお願いいたします。
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